認知症について(1)

皆さんは『認知症』と聞くと、どういう症状の人を思い浮かべるでしょうか。
私は、介護職員として働く前までは
「物忘れがひどくなった人」
としか思いませんでした。


スマホの置いた場所を忘れたり、人から借りたものを返し忘れたり、何をするために2階に来たのか忘れてしまったり…。皆さんもこういう「うっかり」は少なからず1度は経験されたことがあるのではないでしょうか。
私は、認知症はこの「うっかり」の延長線上だろうと認識していました。

しかし、介護現場で働き始めてからは、一瞬にしてこの考えは無くなりました。
正直な感想を述べると、思っていたよりも大変で複雑な症状でした。

物忘れと認知症の違いを、食事を例にわかりやすく説明します。

まず物忘れですが、夕食を終えて一段落して友達に今日のメニューは何だったの?と聞かれた際に、
ごはんと味噌汁とあれ、おかずは何食べたっけな…と食べた物が思い出せない状態です。

それに対して認知症は、食事を終えてしばらくすると、
「あれ、夕食食べたっけ?今日のご飯何にしようかな」と食事をしたことそのものを忘れてしまう状態です。




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